さて、これからFXを始めよう!と思い立ったあなたは、まずFXができる会社の口座を作らなければいけません。
FXができる証券会社やFX専業の会社など、世の中にはたくさんのFXができる会社がありますが、どの会社で取引をすべきかまず最初に悩むところだと思います。
私としては以下の観点で会社を選ぶのが良いと思います。
後半にはおすすめのFX会社も選定してみましたので、最後までお読みいただければと思います。
■最優先すべき事項
1、取引をする通貨ペアのスプレッドが小さいこと
スプレッドとは買値と売値の差額のことで、取引するときのコストになります。取引をする時のコストなので、取引金額が大きくなったり、売買回数が多くなればなるほど収益を圧迫しますので、最優先でスプレッドが小さい会社を選びましょう。通貨ペアによってまちまちなので、自分が取引したい通貨ペアのスプレッドが小さいものを選ぶとよいと思います。ただし、FX会社の各社が公表しているスプレッドは平常時は公表値を守られていますが、重要な経済指標や日本時間の早朝などの取引が少ない時間帯はスプレッドが広がることが多く、FX会社によってその拡大幅はかなり異なるので、注意が必要です。
重要な経済指標については以下の記事で解説していますので、お読みいただければと思います。
2、システムが安定して稼働すること
以外に盲点なのがこのシステムが安定稼働することです。軽視しがちですが、これもかなり重要です。よくあるのが、為替相場が大きく変動し、利益を出すチャンス(逆に損失も大きくなる可能性がありますが)の時にシステムが停止していたり、最悪なのは、損切したいのにシステムトラブルで損切りができず、莫大な損失を被ることがあるということです。案外こういうことは多いので、システムが安定稼働している会社を選びましょう。とはいうものの、システムが安定しているかどうかは一般的にはわからないかと思います。なので過去に頻繁にシステムトラブルが起きていないければまずは良いと考えましょう。そして実際に取引をして頻繁に取引できない事象が発生するようであれば乗り換えるということでいいかと思います。
■最優先すべき事項の条件が同じ会社が複数あった場合にプラスアルファで考慮する事項
3、キャッシュバックなどのキャンペーンが充実していること
今はFX会社間の競争が激しく、スプレッド等が似たり寄ったりになり、システムも洗練されてきています。きっと条件が同じような会社が出てくることもあると思います。その時にはプラスアルファとしてキャッシュバックなどのキャンペーンの有無をみて最終的に判断するのも一つだと思います。
では現在、上記の条件に合う会社にはどういうものがあるでしょうか?私なりに候補を挙げてみましたので、ご紹介します。
おすすめFX会社
■DMM FX
FXをやっている人であれば知らない人はいません。というくらいメジャーな会社です。口座数は国内ナンバー1です。ここはドル円のスプレッドが0.2銭(2020年5月時点)で業界最狭水準であり、システムトラブルも少なく、安定性があります。いまならキャッシュバックがあるとともに取引に応じてポイントがたまり 、現金化できるので、スプレッドでかかるコストをある程度補えます。
ちなみにFXの口座は複数持つことをお勧めします。なぜならば万が一、メインで使っている会社のシステムがダウンした時に別の会社の口座で取引をしてリスクヘッジすることができるからです。また、ふだん取引はしないけど情報提供サービスが充実している会社も情報をゲットするために口座を持つことをお勧めします。
私は以下の会社の口座を情報をゲットする目的で持っています。
■JFX
ここの会社の社長である小林芳彦さんは元凄腕ディーラーで、短期的な為替相場の読みに定評があります。毎日主要な通貨についてのトレード方針を配信しており、私も参考情報の一つとしております。具体的なエントリーポイント(売買するポイント)を提示してくれますが、数字はあくまでも参考とし、当日の相場の流れが戻り売りなのか、押し目買を把握するのに利用するのがいいと思います。口座を持っていれば無料で情報が見られるので口座を作ってみてはいかがでしょうか。、
■OANDA
ここの会社が提供する情報で注目すべきは現状のオーダーとポジションの状況が見られるOANDAオーダーブックになります。FXというのは不思議なもので、大多数が思っていることとは逆の動きをします。なぜならばFXは他人の損が自分の利益になるからです。そのため、相場を動かせるほどの大口投資家はなるべく多くの損切りを誘発させるような投機行動を起こしがちです。そこでそれを察知するために、現状、投資家がどの程度の売買ポジションを持っているかをグラフで可視化した情報を見ることは非常に有益です。この情報を見るためだけでも口座を開設する価値はあると思います。
OANDAのオーダーブックの見方については以下の記事で解説していますので、参考までにお読みいただければと思います。
■FX会社を選ぶポイントのまとめ
1、取引をする通貨ペアのスプレッドが小さいこと
2、システムが安定して稼働すること
3、上記1,2で同レベルの時はキャッシュバックなどのキャンペーンが充実していること
口座を開いた後は実際にトレードをすることになりますが、以下の記事で勝率の高いトレードを紹介していますので、参考までにお読みいただくとお役にたつと思います。
FXにおいてトレードの時間軸によってスタイルがいくつかありますので、その解説を以下の記事で行っています。個人的にはスキャルピングがおすすめです。
FXで切りたくても切れない損切りについてその大切さを説いてみましたので以下の記事を参考にしていただければと思います。
FXにおいて専業にしたいと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、かなり重い決断となることでしょう。その決断をする前に以下の記事をご参考までにお読みいただければと思います。なかなか厳しい現実が待ち構えております。