FXとは、「Foreign Exchange」の略で日本語で言うと外国為替証拠金取引となります。
簡単に言うと通貨を売買して利益を得ようとする取引のことです。
FXで利益を得るには2通りの方法があり、
1、通貨を売買して利益を得る為替差益
2、低金利通貨を売って高金利通貨を買うことで2通貨の金利差分の金利を得る「スワップポイント」による収益
があります。
個人的な見解として私自身はスワップポイントによる収益はおまけと考えており、積極的にスワップポイントを狙うトレードには否定的な立場です。
それは以下の理由からです。
■理由その1
スワップポイントより、通貨の売買による損益のほうがはるかに大きく、スワップポイントで得られる利益を狙うことで為替差損になるリスクが大きい
これはどういうことかというと、為替が固定であれば高金利通貨を持ち続ける限りスワップポイントによって利益が出続けますが、為替相場は常に変動しているので、変動による為替差益もあれば反対に相場の変動による為替差損もあるわけです。
つまり、1年間高金利通貨を持ち続けてスワップポイントがそれなりにもらえたとしても、相場変動により為替差損がどんどん広がって、1年間分のスワップポイントが相殺されてマイナスになることなんてざらにあります。
■理由その2
高金利通貨は基本的に通貨の価値が下がる傾向がある
現在、高金利通貨の代表格といえばトルコリラですが、(一時期は金利が24%ありました!2020年5月現在は8.75%)トルコリラの価値はここ数年落ち続けています。
基本的には金利を上げて高金利にするのはどんな時かというとインフレを抑制するためです。インフレとはすなわち物価が上がり、通貨の価値が下がることを意味します。
たとえばトルコリラ円を買ったとするとトルコリラの価値が落ちて、どんどん損をするということになります。
理由1でも述べましたが、高金利でスワップポイントを得られたとしてもそれ以上に為替差損がでてしまい、トータルで損をすることが多いです。
理由その3
世界的に金利が低下傾向であり、スワップポイントによる利益はますます減少してい
今現在、コロナショックで景気が急速に減速しています。おそらく、今後数年は経済が停滞するでしょう。
経済が停滞するとき、各国の中央銀行は何をするかというと、簡単にいうと金利を下げてお金を借りやすくし、設備投資等を増やして景気を支えようとします。
つまり今後世界的に金利が0に近づき、金利が得られる状況になりにくくなるということです。
これらのことを考えてもスワップポイントメインでFXしようという考えはとても危険であると考えています。
FXの口座をまだお持ちでない場合は以下の記事でおすすめのFX会社について考察していますので参考までに一読いただければと思います。